黒蓮の一時
「な、なぁ。早く新しい薬くれよ。」
「あ?(紙幣をめくる音)(にやぁ)いやぁ実は入手がちょっと困難になっちまってなぁ。これだけじゃ薬(抑制剤)は買えねえなぁ」
「いくらだ。後いくらいる!」
「後200ドルってとこだなぁ」
「どこがちょっとだ。な、なぁ他の方法じゃあダメなのか?」
「(にたぁ)分かってるじゃねえか。てめぇを抱かせてもらえりゃ今回はチャラにしてやるよ。てめえの刺青に目をつぶればいい身体してるからなぁ」
「(はぁはぁ)わ、分かった。それでいい。それでいいから早く!」
「おっと、先払いだぜ。」
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「ふぅ。」
あぁ体に薬が染み渡る。意識がはっきりしてくる。
あのマフィアのボスからは組織に都合の良い願いを叶えるよう言われているが
正直私はどうでもいい。世界中不幸になれば良い。
けれど今はまだ組織からは抜け出せない。
薬が切れたらまたああなっちまう。
さてと、薬が効いてる間に今日の仕事を終わらせるか
そして私は魔法少女になった時に現れたバーコードを触りながら仕事のスイッチを入れる
「...変身」
そして今日も私はこの夜の世界を生きていく。